Ohana Farm
農業
美味しさと安心感,食の多様性確保を通じて皆さんに「地元で農産物が生産されていて良かった」と感じてもらえる事を願い、レタス、ブロッコリー、エダマメ、トウモロコシ、ニンジン、さといも善光寺を生産しています。
緑肥栽培や太陽熱消毒(養生)などの自然エネルギーを利用した土作りを行い、肥料や農薬の使用量削減に努めています。また、収穫物の栄養分析を実施し、食味や栄養を可視化、管理しています。これら2つの方策によって、環境負荷の低減と美味しさの両方を実現する農業の実現を目指しています。
※画像は緑肥栽培の様子と太陽熱消毒(養生)マルチを貼る作業
SDGs達成に向けた経営方針等
美味しさと安心感、食の多様性確保を通じて消費者の皆さんに「地元で農産物が生産されていて良かった」と感じてもらえる事を念頭に営農をしています。野菜生産にあたり持続可能な農業推進のためSDGsの考え方を軸に取り組みを進めています。
緑肥(注)栽培にて、土壌に有機質を補給し土作りに努めるとともに同時に、緑肥作物によるCO2吸収や肥料の流亡防止による省資源化や地下水汚濁防止を狙っています。また、緑肥栽培によって連作を防ぎ土壌消毒を行わない栽培体系を確立し継続を目指しています。
太陽熱消毒(養生)技術を積極的に導入し、除草剤使用や除草作業の必要性を大幅に削減し、農薬使用量と作業者の身体的負担を減らすとともに、太陽熱を生かした土作りに努め、美味しく栄養のある野菜作りを目指しています。
注)緑肥とは収穫を行わず、土に有機物補給のためすき込む事を目的として栽培する作物の総称。代表的な緑肥作物としてソルゴーや麦類がある。
重点的な取組1
内容
農薬・化学肥料(窒素分)使用量を全ての作物において削減する
2030年に向けた指標
全ての作物において使用量を地域慣行基準の50%以下とする(2020年 5品目>2030年14品目)
進捗状況
2021年度に引き続き、農薬・化学肥料使用量の減量に取り組んでいます。
2021年はレタス、ジャガイモ、洋ネギ、野沢菜、カボチャ、ニンジンの6品目については農薬・化学肥料とも地域慣行基準の50%以下を達成しましたが、2022年はそれらに加えエダマメ、スイートコーンも地域慣行基準の50%以下を達成しました。未達成の品目はさといも善光寺のみとなりましたが、これも2023年に達成する見込みです。
(記:2023年2月6日)
重点的な取組2
内容
障がい者が活躍できる職場環境作りを促進する
2030年に向けた指標
障がい者が年間のべ1800時間働ける環境を整える(2020年 0h>2030年 1800h)
進捗状況
2022年については具体的な進捗はありませんでした(記:2023年2月6日)
重点的な取組3
内容
フードマイレージ削減を目的とし地元消費向け作付け品目を拡充する
2030年に向けた指標
新たな作付品目の模索と栽培技術の習得(2020年 7品目>2030年 14品目)
進捗状況
2022年は、新規作物として2021年より栽培を開始した「さといも善光寺」の栽培面積を広げました。(2021年5アールから2022年9アールへ拡大)
また、2022年より新規作物として落花生の栽培を始めました。地場作物はその出荷量の季節変動が大きく、冬はどうしても出荷量が減り、これが消費者の地場野菜の定着を妨げている要因の1つと考えています。そのため 秋から冬、安定的に出荷が可能で、かつ、冬が厳しい信州の生活にマッチしている、そして栽培管理や収穫作業の年間を通した平均化などの観点から落花生を選択しました。
(記:2023年2月6日)
独自の取組
栽培体系に緑肥を積極的に取り入れ、連作による成育障害の回避を行い農薬や肥料の使用量の削減を行っています。また同時に、土壌中の有機物の確保を行い健全な土作りに努めています。
太陽熱消毒などの、耕種的防除を利用し土壌消毒剤の不使用や、除草剤使用量の大幅削減を実現しています。
学生の職場体験受入れや、NPOやボランティア団体との協働、連携を行って食育や地産地消の推進に力を入れています。
生分解性マルチの採用などによって、排出される廃プラスチックの削減に努めています。
具体的な取組
最終更新日 2023年02月06日