宮内産業株式会社
製造業(非食品)
当社は自然豊かな飯田の地にて、皮革の鞣し、塗装を行っています。
皮革の製造において水はとても重要であり、鞣し、その他の工程にて多くの水を使用します。したがって必然的に多くの工業廃水を生みます。そこで当社は自社用の浄化槽を設置し、廃水をクリーンにし川へ放出するといった活動をしてきました。
さらに今後長野県SDGsを通して新たに我々ができうる限りの活動を継続して行い、飯田の自然とともに成長し続けられる企業を目指していきたいと思います。
SDGs達成に向けた経営方針等
弊社が生産する皮革は天然素材であり、そのすべてが食肉の副産物です。私達は動物の生命から肉という食材をいただいたうえで、その残渣物である皮を『革』へ加工することにより、皮の焼却処分による二酸化炭素の発生や、埋め立て処理によるメタンガス等の発生を避けつつ、すばらしい価値を持つ素材として革製品を提供しております。
また、弊社は信州の中山間地域の清らかな水や空気のもと、狩猟文化の流れから独自に発展してきた会社であるため、この地域の自然環境を守り、社会に貢献していく企業活動を目指しております。
重点的な取組1
- 社会
- 経済
内容
革くず等産業廃棄物の再利用
2030年に向けた指標
革くず・再生革を有効利用した革製品の売上を4割UPの100万円を目指す。
進捗状況
社内で発生した革の裁断くずを利用し、バッグや財布などの製品を試作。
正常品での使用が不可能になってしまった革にさらに加工を施し、再度製品として使用可能なものになるよう製品開発中。
重点的な取組2
- 環境
内容
生産時における効果効率化を図り、エネルギー資源の使用削減を図る。
2030年に向けた指標
ボイラー使用の占める売上原価率の1割カットを目指す。
進捗状況
工場内の燃料の使用量をグラフ化。月ごと前年と比較し、使用量削減及び社員への意識付けを実施中。
重点的な取組3
- 経済
内容
メキシコや、発展途上国の企業に技術指導を行い、現地から資材を仕入れることにより、経済発展に貢献する。
2030年に向けた指標
国内だけでなく海外からの原皮も仕入れ、現地にも直接訪問し、どのような環境で育った牛、馬なのか確認しに行き、トレーサビリティを把握する。
進捗状況
2022年は原材料産地であるメキシコ、イタリアへ訪問。
工場や飼育させれている牛の様子、最近の原皮の動きなどの話を現地の方々から直接聞くことができた。
2023年は海外の皮革展示会を訪ね、世界的な皮革の動向を確認する予定。
具体的な取組
最終更新日 2024年02月01日