株式会社シンコー 佐久営業所
運輸業、郵便業
我が社は運送会社ですので当初はSDGsに関連する項目は無いだろうと漠然と思っていました。しかし同業他社の取り組みを参考にしてみたり、関連書籍を読み、その内容に触れるにつけ全くの無関係では無いのだな、と思い始めました。「環境」「社会」「経済」の項目内に物流企業が取り組むべき事案が潜んでいる事が解り始めると、大きく大胆な取り組みは出来ずとも雇用促進、環境保全などに貢献出来る業界に身を置いているんだな、と士気も上がる思いです。猛烈に仕事をするのが美談で有った時代は、旧きこととなり、自分の時間と共生社会の中でどんな事を創造出来るか?が必須の時代になって行く中、人気の有る業界の仕事では無いですが、出来ることからコツコツと取り組み、理解しながら社内での活動を行っていければ良いと思っております。そして、半年・1年・3年・5年と振り返って見た時に、成果が目に見えて達成出来る喜びを社内で分かち合えれば素敵な事だと思います。
SDGs達成に向けた経営方針等
<循環型社会を目指す>
「安全を最優先する」という安全衛生方針の基本理念に則り、社会貢献の重要性を認識し日々活動していきます。
持続可能な開発目標を掲げることにより、従業員満足の高い企業へ成長して行きながらSDGsの達成に向かっていきます。
重点的な取組1
- 環境
内容
CO2削減と省エネルギー対策
2024/4~6実績値
昨年度 今年度
2t~4t 6.56 7.00
6t~8t 5.07 5.09
10t~14t 3.44 3.41
一部車格ダウン
(営業所全体平均燃費3.67㎞/ℓ・2022年1月平均値)
2023.4実績値
4t車→5.93㎞/ℓ
6t車→4.95㎞/ℓ
10t車→3.25㎞/ℓ
2030年に向けた指標
①営業所全体平均燃費→4.4㎞/ℓ
※目標を見直し、車種ごとの目標を立ててみる。
②社内の照明をLED化し「持続可能な省エネ対策」
進捗状況
2024.11.29 進捗状況更新
②事務所、倉庫、車庫の全ての照明機器をLED化達成しました。
25本相当の蛍光灯をLEDに変更 ⇒年間約676 kgのCO2排出削試算減
25本相当の水銀灯をLED灯に変更 ⇒25本の水銀灯をLED灯に交換することで、年間約12,252 kg(約12トン)のCO2排出削減
※以上2項目は生成AIでの試算です
①燃費の向上: 前年比で累計3.9%の燃費改善を達成しました。
環境負荷の削減: 燃費向上により、二酸化炭素排出量を削減し、環境保全に貢献しています。
効率的な運行管理の導入: エコドライブ指導や積載効率の見直しを実施しました。
従業員教育の成果: 燃費向上を目的とした社員向けエコドライブ研修を強化しました。
持続可能な物流の推進: 今後もさらなる環境負荷削減を目指し、継続的な改善活動を実施予定です。
東京都貨物輸送評価制度において2024年度三ツ星評価獲得しました。
毎月の燃費管理継続中
2023年度(第一四半期実績値)
4t車→6.27㎞/ℓ → 4月値より0.34㎞/ℓ向上
6t車→5.02㎞/ℓ → 〃 0.07㎞/ℓ向上
10t車→3.37㎞/ℓ → 〃 0.12㎞/ℓ向上
2023年1月より「東京都トラック協会」主催のグリーンエコプロジェクトに参加
2022年1月~12月の燃料消費量から上記グリーンエコプロジェクトの1年間活動実績報告
燃料削減量の計算式(今年の走行距離÷昨年の燃費-今年の給油量=削減量)で算出
前年比9042ℓの燃料削減を達成しました。
2024年からは毎月前年比の効果が出てくるので、四半期ごとに結果を報告します。
※2月の例 2023年2月と2024年2月比較
総走行距離(km) 燃料給油量(ℓ) 平均燃費
2023年 170,554 46,187 3.69
2024年 166,772 42,218 3.95 杉の木6104本分植樹に相当
重点的な取組2
- 社会
内容
リスクアセスメント・社員教育を強化し、交通事故等による死傷者を減らす。
2021年度 交通事故7件
2030年に向けた指標
死者0、労災事故0、交通事故3件以下。
進捗状況
今期の設定目標を ●交通事故件数減少継続中 ●労災事故0継続中
2024年4月30日現在→労災事故0継続中
2023年度事故件数6件→2024年度事故件数4件
※新規雇い入れ社員の事故が目立つので、新人教育、添乗教育に重点を置き対応中。
重点的な取組3
- 社会
内容
労働時間、バランスの取れた業務の確立と年次有給休暇の積極的な取得。
2021年度取得平均5日
2030年に向けた指標
有給休暇取得日数平均→9日
進捗状況
2022年度実績
有給休暇取得日数平均→6日(使用日数204日 延社員数35名)
2023年度実績
有給休暇取得日数平均→8日
重点的な取組4
- 環境
内容
2022年度5月より取り組み開始
紙資源の有効利用→無駄なコピーを削減する。
紙ベースからデーターベースへ移行して行く。
裏紙の活用(但しトレイに古紙を入れると故障の可能性も有る為に手差しトレイの使用)
2030年に向けた指標
購入枚数を2021年度実績から50%減目標
2021年4月~2022年3月末までの購入実績
B5→10000枚
A4→30000枚
B4→1000枚
A3→500枚
進捗状況
2022年4月~2023年3月末までの購入実績
B5→5000枚
A4→30000枚
B4→500枚
A3→0枚
合計6000枚削減
2023年4月~2024年3月末までの購入実績
B5→5000枚
A4→35000枚
B4→2000枚
A3→500枚
合計では購入枚数増加しました、業務拡大に伴う増量と捉えています。
独自の取組
・労働時間の管理を徹底し、残業時間の短縮を図る。
・各トラック車両毎の燃費を管理し、アイドリングストップ運動を実施する。
・若者・高齢者・免許の制限が有る者でも働ける新たな雇用の促進を目指す。
・社員教育と社員ミーティング、適格な運行指示で交通事故0を目指す。
具体的な取組
最終更新日 2024年11月29日