ひかり味噌株式会社
製造業(食品)
ひかり味噌は、自然の恵みからなる日本の発酵食品「味噌」の製造を主たる事業とし、安心でおいしく、健康な食生活に貢献する商品づくりを企業理念に掲げてきました。その使命を実現するために、原料調達から生産現場に至るまで、社会環境への配慮に努めてきました。世界がさまざまな社会課題に直面する今、当社は、持続可能な世界を実現するための国際目標SDGsに沿い、企業成長を通じて取り組むべき新たな課題を選定し、そのうちの4点を重点課題として優先的に取り組んでいきます。
- 住所
- 長野県諏訪郡下諏訪町4848-1
- 地域
- 諏訪
- https://www.facebook.com/hikarimiso/
- https://www.instagram.com/hikarimiso/
- 主な取組内容
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SDGs達成に向けた経営方針等
SDGs(持続可能な開発目標)を参考に、各部門の執行役員を中心に結成したSDGs推進委員会により、当社が事業を通じて取組むべき課題を抽出し、19個の長期的な成果目標を策定ました。その中から、ステークホルダーと当社にとって重要度の高い取り組みを重点課題に設定し、優先的に取り組んでいきます。
SDGsの目標は、事業部門政策と紐づいているため、毎月の執行役員会議で進捗管理を行います。
重点的な取組1
内容
安心安全なオーガニック商品を通じた環境保全への寄与
2030年に向けた指標
・オーガニック味噌生産量5,000t
・GINZA豉KUKI 有機レストラン認証(2022年)
進捗状況
・オーガニック味噌生産量 2,330t(2021年度)
・オーガニック味噌の商品の発売 2品(PB1品、輸出用1品)
・オーガニック商品の新規配荷1,000店舗
重点的な取組2
内容
環境に配慮した商品設計と持続可能な資源の活用
2030年に向けた指標
・石油由来の原材料の使用を軽減したパッケージの商品100%(自社ブランド)
・持続可能なFSC認証の資材利用100%(自社ブランド)
・輸送用梱包資材の削減、輸送時の省エネルギー化に寄与する商品100% (即席みそ汁およびスープ新商品(リニューアルを含む)自社ブランド)
進捗状況
自社ブランド新製品(10品目中)
〇石油由来包材の使用軽減製品:4品目
〇FSCダンボール採用製品 :10品目
〇木質原料使用量軽減製品 :1品目
・カップ、フタをリサイクルPETに切替実施(PB味噌3品)
・ダンボールサイズ縮小、輸送効率改善(5品、PB1品)
・調味味噌フィルムの薄肉化(2品で先行切替)
・既存製品、PB製品等でのFSCダンボール採用(味噌・加工食品44品、PB・輸出用・留型33品)
・ダンボール資材形式変更による削減(500gカップライン)
・業務用ライン自動化によるビニール使用料削減
重点的な取組3
内容
ダイバーシティの推進によるジェンダー平等の実現
2030年に向けた指標
・女性管理職比率30%(2025年)
・女性営業職比率50%(2025年)
進捗状況
〇女性管理職比率 30%(達成)
〇女性営業職比率 29.7% ※集計方法変更あり
・リモートワークの推進、フレックスタイム制の活用
重点的な取組4
内容
食のバリアフリーの実現による健康的な食をあらゆる人に提供
2030年に向けた指標
・各カテゴリでベジタリアン・ビーガン・グルテンフリー・ハラール対応商品を拡充
・クリーンラベル商品の拡充
・各カテゴリで減塩対応商品を拡充
・SNS、HP、広報誌ユーザー数2倍(2019年比)
進捗状況
〇ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリー 国内1品、輸出用7品
〇原材料10品以内のクリーンラベル商品の発売 国内5品
〇減塩製品4品を発売
〇SNS、HP、広報誌ユーザー数 57%増(2019年比)
ひかり味噌アンバサダープログラムを始動し、初年度856名が登録
独自の取組
〇安心安全なオーガニック商品を通じた環境保全への寄与
「自然の恵み、いただきます。」をブランドコンセプトに掲げ、素材本来のおいしさを大切にした味噌をお届けしています。中でも、環境負荷の少ないオーガニック製品に早くから取り組んでまいりました。オーガニック製品の原材料は、農薬や化学肥料に頼らず、自然の恵みを生かした農法で育まれています。オーガニック製品を広めることにより、人や全ての生命にとって平穏かつ健全な自然環境と社会環境の実現に貢献します。
〇環境に配慮した商品設計と持続可能な資源の活用
商品には味と品質を保つために最適な包装資材を使用しており、主力商品である味噌のパッケージ素材には、品質を保ち軽量で使い勝手のよいプラスチックを使用しています。しかし近年、そのプラスチックによる海洋汚染が問題視されています。味噌のパッケージに使用しているプラスチック使用量の削減を推進し、かつ再生可能で持続的な包装資材を採用することで、地球環境保全の実現に配慮した商品を提供します。
〇ダイバーシティの推進によるジェンダー平等の実現
当社は、世界60カ国以上に商品をお届けしています。多様な食の嗜好や食文化に向けて、健康なライフスタイルに寄与する商品を発信する企業として、従業員の健康促進とジェンダー平等、ダイバーシティを推進します。多様な人材が働きがいを持って健康に働き続けられる環境づくりを推進し、新しい発想と生産性向上による企業成長を実現します。
〇食のバリアフリーの実現による健康的な食をあらゆる人に提供
古来日本人の健康的な食生活を支えてきた味噌。当社では、味噌をあらゆる人に召し上がっていただくため、オーガニックをはじめハラール、コーシャへの対応を推進してきました。ライフスタイルの多様化やパーソナライズ化に対応する食がますます求められている今、食のバリアフリーを意識した商品、サービスを開発し、持続可能で健やかな食生活の実現に貢献します。
具体的な取組
最終更新日 2021年11月04日