株式会社南信州観光公社
サービス業(ほかに分類されないもの)
教育旅行におけるSDGsプログラムの先進地としての教育旅行市場における認知が進んでいる。
SDGs達成に向けた経営方針等
弊社が創設以来取り組んできた体験型観光振興の理念である「ほんもの体験」は、旅行者が地域に入り込み、住民がインストラクターやガイドとなって共に自然、生産活動、文化等を体験・学習することで、「自然の恵み」や「自然とともに生きる豊かさ」を実感してもらい、「人や地域と関わる力」を高めるものであり、「持続可能なライフスタイル」や「文化多様性」の理解・学習に貢献するものとなっています。
このことはSDGsのゴール4「質の高い教育をみんなに:ターゲット4.7」に該当するものといえます。
また、他地域に比べ著名な「観光名所」が少ないながらも、平成30年度の弊社の体験型観光における地域への直接的経済効果は3億5千万円と推計しており、SDGsのゴール8「働きがいも経済成長も:ターゲット8.9(雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業)」に沿うものといえます。
創設以来のこれらの経営方針を今後も維持継続するとともに、SDGsのゴール13「気候変動に基本的な対策を」、SDGsのゴール15「陸の豊かさを守ろう」及びSDGsのゴール6「安全な水とトイレを世界中に」にも合致する食文化地産認証制度の創設・普及や新たな体験プログラムの普及・販売などを通じ、SDGsの達成に向けた取り組みを強化していきます。
重点的な取組1
内容
体験型観光の推進と地域経済貢献
2030年に向けた指標
直接的経済効果
2018年→2030年
3.5億円→10億円
進捗状況
直接的な経済効果は2019年3.5億円、2020年1.8億円、2021年2.5億円、2022年3.0億円と推計している。
アフターコロナ、特に5類移行後は、顕著な回復傾向となった。農泊・体験プログラムに加え、教育旅行を中心にSDGsプログラムへの関心も強くなり、複合的な体験を望む利用者の増加傾向をつかんでいる。
重点的な取組2
内容
食文化地産地消認証制度の創設・普及
2030年に向けた指標
・認証制度の創設
2019~2023年
・認証事業者数
2020年→2030年
30件→60件
進捗状況
・⾷材の⽣産者と実需者(飲⾷店・宿泊施設等)を結ぶ地産地消推進「まち八百屋」webシステムの実装試験を開始した。
・有機農業認定制度の創設の検討を開始した。
重点的な取組3
内容
ガイド、インストラクター等の人材育成とガイド認証制度の創設・普及
2030年に向けた指標
・認証制度の創設
2020年~2021年
・ガイド、インストラクター
2020年→2030年
20人 100人
進捗状況
・持続可能な観光地づくり推進事業(サステナブルツーリズム推進)というより大きなフレームを設定し、本年より活動を開始した。
・このフレームの中で、基準ガイドラインであるJSTS-Dでも、ガイド・インストラクターに関するガイドラインも設けられており、JSTS-Dに沿う形で活動を行い、その成果の一つとして、本項指標も達成させていきたい。
具体的な取組
最終更新日 2023年11月01日