特定非営利活動法人いなだに竹Links さんのプロフィール写真

特定非営利活動法人いなだに竹Links

林業

私達「いなだに竹Links(イナダニチクリンクス)」は南信州伊那谷にて竹林整備を行い、竹から生まれる持続可能なコンテンツを構築します。放置竹林は、全国的に問題となっています。驚異的な繁殖力を持つ竹は日本古来の森林の生態系を破壊し、人の居住空間の安全性を脅かすものであり、毎年巨額の税金を投じて整備しなければならない環境問題、社会問題となっています。竹林伐採と伐採後の活用において、行政区画や地域を超えたシームレスな対応ができる団体の設立と運用が国家的急務として求められています。高齢化により里山の竹林に入る人が少なくなっている現在、率先して整備を行い、さらに竹を資源と見なして有効活用する役割をになうべく、NPO法人を設立しました。ただ伐採するだけではなく、景観として美しく、そして地域の方が入りやすい竹林を作り出します。伐採後の竹は炭にして土壌改良材として有効活用します。そして春先には、伸びすぎた筍を収穫して国産メンマの原材料とし、食品商品を製造します。国産メンマは、まさにSDGsにふさわしい商品として全国的に注目されているものです。厄介者の竹が里の宝となるように活動を進めていきます。

住所
長野県飯田市下久堅知久平349-7
地域
南信州
ホームページ
https://chikulinks.org/
Facebook
https://www.facebook.com/chikulinks
Instagram
https://www.instagram.com/chikulinks/
主な取組内容
  • 15 陸の豊かさも守ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

SDGs達成に向けた経営方針等

南信州伊那谷にて問題となっている放置竹林に向き合い、竹林整備を行うことで森林、里山、河川の環境を保全し、さらに竹から生まれる持続可能なコンテンツを構築します。地域経済に貢献する商品開発や、地域コミュニティ形成および関係人口創出を行います。

重点的な取組1

内容

放置竹林を整備し、森林と里山を正常な状態に維持する。

2030年に向けた指標

竹林整備面積の7倍増加(2021年1.5ha⇒2030年10.5ha)

進捗状況

県外の大学生ボランティア団体などを作業現場に受け入れ、地域の方々と結び付け協働することで関係人口を増加させている。

重点的な取組2

内容

竹林整備と消費者啓蒙に直結した新商品開発。

2030年に向けた指標

竹を活用した商品数増加(2021年2商品⇒2030年10商品)

進捗状況

新商品1点を発売。

重点的な取組3

内容

地元企業との連携および人的交流による協働。

2030年に向けた指標

連携企業数増加(2021年1社⇒2030年10社)

進捗状況

1社と地域の竹林整備の連携協定を策定中。

独自の取組

元々は「天竜川鵞流峡復活プロジェクト」として、天竜小渋水系の県立公園である鵞流峡という渓谷の竹林整備を行っていました。そこで地元の竜丘地区の方々とつながり、地域の小学校と連携することになりました。子供たちが幼竹(2m近くに伸びすぎた筍)を収穫して、同市内のメーカーでメンマ商品の原材料として使います。商品のオリジナルデザインラベルを作成したり、商品販売のために近隣スーパーで商談したりします。出展ブースにも工夫を凝らします。商品の販売時期には、今では地域の方々から「この季節が楽しみ」と言っていただけるイベントになりつつあります。100g500円という決して安くない商品価格ですが、数分で完売の日が続き、小さな地域経済を廻しています。その他にも竹灯籠(竹に穴をあけて中に灯りを灯す照明)や竹炭作り体験など、次世代に竹への興味を持ってもらう取り組みを行っています。

具体的な取組

具体的な取り組み

最終更新日 2024年04月02日

ページの先頭へ

登録企業ログイン