根羽村森林組合
林業
「森を守ること、森を使うこと、そして森をつなぐこと」。
地域資源の活用を、民間や自治体との連携・協働でさらに進め、将来にわたり山村地域に人が住み続けられる状態を目指します。
「サスティナブルな森づくり」
根羽村は、矢作川の源流に位置する水源の村として、適切な森林管理を行い、持続的な森林経営を行っていくために、SGECの森林認証の取得を行いました。また、消費者の皆様に、適切に管理された木材を安心して利用してもらうためのトレーサビリティ(流通過程)を明確にしました。
森林管理の認証を根羽村が中心となって協議会方式で取得し、流通・加工の認証を根羽村森林組合が取得しています。
「次世代を担う子ども達のために」
森林整備・木材加工だけでなく、森の啓蒙活動を目的に子どもを対象にした「木育活動」を長年にわたって行っきました。木のスプーン・表札づくりなどの木製品づくりから、林業体験などの現地プログラムも実施しています。さらに、「動く木のおもちゃ~neiro~」や持ち運び可能な「椅子やブランコ」などを活用した「ウッドプレイスメイキング」は高い人気を誇り、木に触れる機会を提供しています。
- 住所
- 長野県下伊那郡根羽村407-10
- 地域
- 南信州
- ホームページ
- https://nebaforest.net/
- https://www.facebook.com/nebavillage
- 主な取組内容
-
SDGs達成に向けた経営方針等
当組合の経営信条の1つである「持続可能な地域づくり向けて、地域社会全体の発展と人々の幸福に貢献する」は、SDGsの達成と目的を同じくするものであり、従業員一人ひとりがそのことを自覚し、それぞれの役割を果たしていくことにより、SDGsの達成に貢献していきます。
重点的な取組1
- 環境
内容
森と水の豊かさを守る持続的な森づくり(2019)
2030年に向けた指標
組合員所有森林全域での森林経営計画の策定、ゾーニング実施(2019 2,686ha→2030 6,500ha)
進捗状況
組合員所有森林での森林経営計画の策定、ゾーニング実施57%達成(2024年6月1日確認)
重点的な取組2
- 社会
内容
流域沿いの人々の森林に対する関心と意識向上(2019)
2030年に向けた指標
森林資源を活かした、教育プログラム体験者(2019 150人/年→2030 600人/年)
進捗状況
・根羽村、NPO、民間企業と連携した森林の教育の場、プログラム作り
・教育プログラム体験者228人/年(2024年6月1日確認)
重点的な取組3
- 経済
内容
森林資源を活かした売上の確保(2019)
2030年に向けた指標
森林資源を活かした事業の売上(2019 4億円→2030 5.5億円)
進捗状況
物価高騰の影響を強く受け、前年度比65%の3.2億円の売り上げとなった。消費者のニーズに応えた製品とサービス作り、木材のカスケード利用等の推進を進め、事業量の確保と山元への利益還元を進める。(2024年6月1日確認)
独自の取組
「私達は決してあきらめることなく、村民と行政が共に汗を流すことにより、誇りと希望の持てる『ふるさと根羽村』を築いていくことを、ここに宣言します。(根羽村・ネバーギブアップ宣言より一部抜粋)」とある通り、国まかせ、村まかせにすることなく、村民が自ら考えて動く「独立自尊の精神」を大切にしながら、根羽村では木を植え・育て・伐採する第一次産業、そして丸太を加工する第二次産業、さらに加工した製品を販売する第三次産業が村内で完結する「トータル林業」の仕組みを整えてきました。その取り組みの中心を担う存在として、根羽村森林組合は活動しています。
森の課題、林業の課題、山村の課題に、村民も、林業従事者も、移住者も一緒になって知恵を出し合って向き合っています。
取得している資格など
「SGEC森林認証」「SGEC流通・加工認証」「JAS認証工場」「信州木材認証センター認証工場」「合法性・持続可能性の証明及び間伐材の確認、発電利用に供する木質バイオマスの証明」「J-クレジット制度登録」「建設業許可」「地域ESD活動推進拠点」
具体的な取組
最終更新日 2024年06月17日