株式会社関木工所
建設業
1.世の中の障がい者の割合(7.4%)以上の障がい者雇用率を職場内で達成する。
2.森林認証材を極力使用する事によって「陸の豊かさ」を守る。
3.再生エネルギーへのシフトを推し進める。
詳細
1.日頃から職場で障がいのある方と接する事により、社会でも自然に障がいのある方をサポートできる集団となる。ひいては、障がいのある方々がもっと気軽に外を歩ける(社会と接する)機会の一助となりたいと願っている。
2.パートナー企業と共に森林認証(FSCとSGECによるCOC認証)を取得しており、伐採管理された材料の受入体制が構築されている。
3.工場内の使用エネルギーをソーラーパネル等再生エネルギーにシフト、その比率を漸次向上していける様に取り組んでいる。
SDGs達成に向けた経営方針等
・木の温もりを通して、顧客・地域社会に貢献し、自己を高め合いながらひいては社員・家族の幸せを向上する。
・未来ある地域の子ども達に対して、就業体験やインターンの受入れ、起業教育といったキャリア形成に積極的に関わり、地域を担う人材育成に注力する。
・障がい者雇用を積極的に推進し、障がい者が外部に出易い、働き易い社会構築の一助となる。
重点的な取組1
- 社会
内容
2019年障がい者を初めて雇用した事より、障がい者も生き生き働ける職場を目指す。
2030年に向けた指標
障がい者雇用率10%以上にする。(最低2名以上雇用する。)
進捗状況
・2021年4月30日時点で障がい者雇用は1名。雇用率は6.25%。2020年に就労移行支援施設勤務の19歳の若者のインターンを受け入れ、秋から採用に至り、一時的に指標を達成できたが、半年ほどで退職されてしまった。引き続き、障がい者の雇用を進めていく所存である。
・2022年4月30日時点:昨年度と変わらず障がい者雇用は1名のまま。定年延長で勤務してくれていた社員が80歳で退職されて社員数が1名減ったので、雇用率は6.66%。経営層の重度知的障がいのある子どもに工場で使うタオル畳み等の内職仕事を検討中である。
・障がい者雇用は昨年同様1名のまま。社員数が12名に減少してしまった為、雇用率は8.33%。障がい者雇用に向けて中小企業家同友会に入会し、障がい者問題委員会に所属して、情報を収集しているところである。(2023年(令和5年)4月28日報告)
・障がい者雇用は昨年同様1名のまま。社員数が11名に減少してしまった為、雇用率は9.09%。障がい者雇用に向けて中小企業家同友会の昨年10月に愛知県で行われた障がい者問題全国交流会に参加して、議論を深め、「障がいがあろうがなかろうが、社員一人一人をしっかり見て寄り添う」事の延長に障がい者雇用の成功がある事を実感している。(2024年(令和6年)4月30日報告)
重点的な取組2
- 環境
- 経済
内容
地元産材料の積極的活用
2030年に向けた指標
使用木材の内、5%を長野県産材を使用する。
進捗状況
・2021年4月30日 長野県、長野市が発注者の物件に関わり、長野県産カラマツや杉を使用して、木製品を製作したが、目標の5%には届いていない。
・2022年4月30日時点:長野市監理の大型物件現場に関わり、地元長野県や飯綱高原産のカラマツを大量に使用して木製建具、造作家具を製作・納品した。昨年度以上に県産材を使用しているが、それでも恐らく2~3%程度だと思われる。
・地元自治体発注現場の受注がほぼ無く、県産材の使用は大幅に減ってしまった。木製サッシに使われる木材に長野県産材桧を僅かに使用した程度である。(2023年(令和5年)4月28日報告)
・木製サッシに使われる木材に長野県産材桧を僅かに使用した程度である。次期に長野県産材を使用した小学校の児童用学習机を納品予定である。(2024年(令和6年)4月30日報告)
重点的な取組3
- 社会
- 経済
内容
未来ある地域の子ども達に就業体験やインターンの受入れ、起業教育といったキャリア形成に積極的に関わり、地域を担う人材育成に貢献する。
2030年に向けた指標
弊社で就業体験した地元の子どもを弊社で雇用する
進捗状況
・2021年4月30日 弊社工場隣の高甫小学校の学舎連携クラブ活動に於いて、弊社が1つのクラブ(おもちゃクラブ)を担当。「児童が自分の手で木製パチンコの製作」の指導を行い、木の優しさ、温かさを体感してもらった。
・2022年4月30日時点:昨年に続き高甫小学校の学舎連携クラブ活動を継続。今期は「児童に割り箸を使ったゴム鉄砲やマジックハンド製作」を担当して、とても喜んで貰った。更に今期から須坂商工会議所主催で開始された地元中学校での出前授業(学校での職場体験学習)に赴き、「働く事の意義と木の話」というテーマで、講義を行った。2中学校(これ以外の1中学校はコロナ感染レベルが高くて中止)で講義を行い、述べ30余名の生徒に、人生における働く事による自己実現・成長の大切さと木材の専門的な内容を知って貰うと共に、教える我々の方も学びと成長の機会を頂けた。
・前年にひき続き高甫小学校の学舎連携クラブ活動(おもちゃクラブ)を継続。今期は児童に「ペットボトル飛行機」、「マジックハンド」、「割箸パチンコ」、「段ボールコマ」、「やじろべえ」「木製ヨーヨー」を製作して遊んで貰い、たいへんに喜んで貰った。また、今期も須坂商工会議所主催で開始された地元中学校での出前授業(学校での職場体験学習)に赴き、「働く事の意義と木の話」というテーマで、須坂市内4中学校全てで約40名超の生徒に講義を行った。更に長野経済研究所主催の「わーくわく臥竜山 職業体験フェス』にも初参加して3名の子ども達にコーナーラックを製作体験して貰った。それから、須坂商工会議所青年部主催の児童向け起業体験プログラム『ジュニアエコノミーカレッジinすざか』に参加した須坂市内森上小学校の児童5名と木製商品の企画に携わり、その商品の製作を担当して、キャリア体験教育に関わる事が出来た。(2023年(令和5年)4月28日報告)
・前年にひき続き高甫小学校の学舎連携クラブ活動(おもちゃクラブ)を継続。今期は児童に「ストロー弓矢」、「プルバックカー」、「5連射ゴム鉄砲」、「(厚紙を使った)竹とんぼ」を製作して遊んで貰い、たいへんに喜んで貰った。また、今期も須坂商工会議所主催で開始された地元中学校での出前授業(学校での職場体験学習)に赴き、昨年同様「働く事の意義と木の話」というテーマで、須坂市内4中学校全てで約30名超の生徒に講義を行った。(2024年(令和6年)4月30日報告)
独自の取組
1.ステークホルダーとの良好な関係を築いている。
仕入れ先、外注協力企業に声掛けして、年1回社員、社員家族と共にバーベキュー(BBQ)大会を行って、懇親を図っている。また、社員の家族にはそのBBQ大会前に家族参観を行って、親や配偶者の仕事振りを見学してもらって家族にも理解して頂いている。
地域住民に向けて工場見学会を設け、地域に開かれた企業を目指している。更には、お隣にある高甫小学校の児童クラブに出張授業を行ったり、須坂商工会議所主催の「街ゼミ」で、地域住民対象に「木で物を作る事の楽しさ」を伝えている。
2.横断的な組織である社内チームを作り、業務以外の面でも社員の成長する機会を設けている。
社内で組織横断的に4つのチーム(「環境整備」、「装備」、「地域貢献」、「社員親睦」)があり、社員全員が原則希望するチームに所属し、チームメンバーと企画、予算策定、他社員への説明、準備、運営等により、業務以外の面でも人間的成長を図っている。
具体的な取組
最終更新日 2024年05月11日