藤森建設工業株式会社
建設業
弊社は災害初期対応、復旧工事等、建設業者にしかできない役割を積極的に担ってきましたが、地球温暖化防止へ向けた具体的な行動を、小さなことでも1つづつ積み重ねることが次世代に対する我々の責任であると考えます。弊社としては再生可能エネルギーの活用および廃棄物の適切な管理によるCO2排出量30%削減に取り組んでいます。
SDGs達成に向けた経営方針等
弊社の社訓である「当社の社会的使命を自覚し、地域社会との調和をはかりながら豊かでゆとりのある地域社会の実現に貢献する」は、SDGsの達成と目的を同じくするものであります。全社員が一人一人の役割を果たし、一丸となって努力し、SDGsの達成に貢献していきます。
重点的な取組1
内容
工事施工で排出されるCO₂の削減
2030年に向けた指標
CO₂ 排出量30%削減(2019年:149,798kgCO₂ ⇒ 2030年:104,859kgCO₂
進捗状況
事業活動規模でみると2023年度の売上高は2020年度の約1.5倍となりましたが、CO₂ 排出量は3年前の85%に抑制されており、その間、工事現場の状況により変動することはあるものの、着実にCO₂ 排出量削減の効果が現れています。
また、電気使用量を減らすため、本社社屋の照明を段階的にLEDに替えたり、事務室内冷暖房の適正温度の設定など、節電に努めています。
燃料使用も漸減しており、定例会議等を通じて社員ひとりひとりの環境意識を高めながら、継続して全体のCO₂ 排出量を抑制していきます。
【CO₂ 排出量】2020年度:240,113kgCO₂ → 2023年度:207,330kgCO₂ (R6/7/9報告)
重点的な取組2
内容
女性の雇用を増やす
2030年に向けた指標
女性社員(2019年:3名 ⇒ 2030年:6名)
進捗状況
ミャンマー国籍の女性派遣社員を2023年10月より技術職正社員として迎え入れ、女性社員は4名となりました。自動車普通免許取得を取得したことで活動エリアも広がり、今後現場でいろいろな経験を積みながらキャリアアップしていくことを期待しています。また、継続してハローワークおよびマイナビなど他のメディアも通じて募集を継続中です。(R6/7/9報告)
重点的な取組3
内容
小水力発電所の開業
2030年に向けた指標
2020年1箇所開設 ⇒ 2030年までに合計2箇所
進捗状況
2020年11月に開設した1基の稼働状況データを蓄積・分析しながら、以下の設置条件に見合う物件を模索しています。
1.一定の水量が安定的に確保でき、落差があること
2.水質が適していること(酸性に偏っていると設備の腐食が早く進んでしまう)
3.取水槽を取るスペースがあること
4.近くに電柱等受電設備があること
5.建設費を回収できる見込みがあること
既に数か所の候補地を検分しましたが、今後も条件に見合う場所を継続して探索していきます。
2023年度より長野県産業振興機構主催の小規模水力発電研究会に参画していますが、産学官連携のもと、様々な技術的・社会的課題を情報共有していくことで、新たな候補地選定につながることを期待しています。(R6/7/9報告)
独自の取組
再生可能エネルギー技術への取り組みとして、2020年11月、須坂市の米子地区に小水力発電所を建設しました。水田へ水を貯める時期には発電量の低下が見られるほか、2023年は降雨量が少なかった影響で9月・10月の発電量が減少しましたが、安定的なクリーンエネルギーとして大きな手応えを感じます。北信地区で小水力発電所の候補地を模索し、是非もう1箇所、出来ればさらに1箇所を開設していきたいと考えています。
【累計発電量の推移】200,157kwh(2022年7月現在)→ 291,815kwh(2023年6月現在)→ 371,640kwh(2024年7月8日現在)
具体的な取組
最終更新日 2024年07月09日