株式会社勝野木材
製造業(非食品)
「持続可能な森林経営を通じて社会貢献し続ける」ことを経営理念に掲げ、「人工林木曽ヒノキ製品」を「高品質・低環境負荷・適正価格」で提供することで、利用を促進し、間伐による森林整備をサポートしています。
「高齢級人工林木曽ヒノキ」は成長が遅く年輪が密で強度が強く、集成材のような接着剤を多用する加工を行わなくても十分な強度が得られるため、完成した製品は環境負荷が少なく、有害化学物質フリーで健康にもやさしいです。
当社はこの優秀な「人工林木曽ヒノキ」で住宅メーカーと協力して「100年経っても次の世代に住み継げる家」を目指しています。
このコンセプトは日本古来の「物を大切にする考え方」に合致し、SDGSの目指す未来と重なると考え、今後もさらなる高品質な製品提供することでその価値観をさらに広げていきたいと考えています。
SDGs達成に向けた経営方針等
当社を含む勝野木材グループの経営理念として「持続可能な森林経営を通じて、【社会貢献】し続ける企業を目指すと同時に、全社員の幸せを実現する。」を掲げており、それはSDGSの理念と重なる部分が大きい。SDGSの枠組みを利用することにより、社員の知識・価値観を高め、持続可能な社会により一層貢献していくことを目指す。
重点的な取組1
内容
価値のある木材製品を生産・流通することにより、森林の価値を高め、持続的な森林経営をサポートする
2030年に向けた指標
JAS認証の取得を行い、公共事業に地元産材を2,500㎥提供する
適正な価格での丸太取引を継続する
進捗状況
令和5年4月にヒノキ材の機械等級区分JAS認証とカラマツの目視等級区分JAS認証を取得。
公共物件へ認証材を提供する準備が整った。
令和5年度に公共事業向けJAS材提供はなかったが、令和6年に最初の公共事業向けのJAS材出荷を予定している。
(2024/7/31報告)
重点的な取組2
内容
競争力のある企業として地域雇用を創出し、地域社会の価値を高め、生活の質を向上させる
2030年に向けた指標
10名の新規雇用(高齢者の退職入替があることを想定した人数である)
社員の平均給与30%向上
進捗状況
継続的な人材募集を行っているところであるが、人材が集まりにくい状況が続いている。
物価高や需要減の影響が大きい中で売り上げを維持できているが、
給与の向上をすぐに行うのは難しい状況である。
(2024/7/31報告)
重点的な取組3
内容
地元産丸太を使用して高品質・高強度・低化学物質かつ高耐候性の住宅用材を提供し、住宅の資産価値を向上し、100年単位にわたって住み続けられる家を提供する
2030年に向けた指標
森林整備の環境に与える影響など、目に見えていない部分の価値についても知ってもらい、「木を使い、木とともに生きる」価値観を広めていく
進捗状況
住宅需要の低下がパートナー企業にも影響を広げてきているため、販路の拡大が必要な状況である。
そのための取り組みとして、木曽ヒノキのブランド価値を高めるために新たなパートナーと協力して
新ブランドの立ち上げを準備している。
(2024/7/31報告)
重点的な取組4
内容
工場の稼働によって環境負荷がかかることのないように、極力廃棄物を減らす。
また、バイオマスエネルギーの活用によって間接的なゼロエミッション化を図る。
2030年に向けた指標
端材を製品として利用するための仕組みを構築する。
進捗状況
既存の端材利用ブランド「W/ODD」は新ブランドに統合再出発する方向で準備中である。
販売できない端材屑なども木質バイオマスエネルギーとして利用を継続している。
(2024/7/31報告)
具体的な取組
最終更新日 2024年07月31日