株式会社サンクゼール
製造業(食品)
SDGs達成に向けた経営方針等
居心地の良い楽しい社会の実現~For Comfortable World Living~
私たちは経営理念を実践いたします。
≪企業目的≫
・私たちは、正しい経営活動により、顧客・株主・取引先・パートナー・及び地域社会に信頼される誠実な企業を目指します。
・私たちは、互いの違いを認め合う、豊かな成熟した大人の文化を創造し、居心地のよい楽しい社会の実現に貢献します。
≪企業としての在り方≫
・私たちは、企業目的を果たすために、健全な企業活動を行い、長期に貢献できるGoodCompanyを目指します。
・あらゆる人々に開かれたオープンな会社であり、経営理念を共有するパートナーたちによって運営される健全な会社を目指します。
・パートナー、カスタマー、カンパニーの三方共に満足いく関係を構築することに注力します。
重点的な取組1
内容
女性の管理職比率(管理職に占める女性の割合)
2030年に向けた指標
30%以上
進捗状況
2023年3月末時点 19%(2023年8月2日確認)
重点的な取組2
内容
タンザニア支援
2030年に向けた指標
チャリティー商品販売による寄付額を、2018年度の2倍に。(364万円→728万円)
進捗状況
2022年4月1日~2023年3月31日 合計寄付金額 985万円(2023年8月2日確認)
重点的な取組3
内容
ショッピングバックを、環境に配慮した包材(バイオプラスチックや再生可能包材など)にする。
2030年に向けた指標
環境に配慮した包材100%
進捗状況
2021年7月1日~2022年6月30日 実績 ショッピングバッグに占める環境に配慮した包材の比率 92.3%(2022年7月21日確認)
独自の取組
当社は「愛と喜びのある食卓をいつまでも」をコーポレートスローガンの下、サステナビリティに関して7つの重点目標を掲げて各目標に沿ったサステナビリティ活動に取り組んでおります。
■7つの重点目標
1. 容器リサイクル、サーキュラーエコノミー、脱プラスチック
≪具体的な取組み≫
・ガラス瓶の使用
自社製造工場の商品は、ガラス瓶を包材として使用しています。ガラス瓶はリサイクルの際に素材の品質劣化が少ないので、何度でもリサイクルできるのが特徴であり、リサイクル率が非常に高い素材です。
・紙資源・プラスチック資源の利用削減
全店舗で使用するポリ手提げ袋を、2022年7月よりバイオマス混合素材へ変更しました。今回の変更により、年間約300キロのポリエチレン削減を見込んでいます。ジェラート取り扱い店舗で使用しているプラスチック製のジェラートスプーンを、木製のジェラートスプーンに順次切り替え予定です(2022年8月~9月予定)。今回の変更により、年間約6.4トンのプラスチック削減を見込んでいます。
2. 気候変動対策、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル
≪具体的な取組み≫
・中部電力ミライズのCO2フリー電気「Greenでんき」の使用
当社の食品製造工場及び関係施設で中部電力ミライズのCO2フリー電気「Greenでんき」を活用することで、実質的に排出されるCO2ゼロを目指します。これにより年間使用電力量約1,534MWh(メガワットアワー)に対して、二酸化炭素約581トンの排出削減を見込んでいます。
3. DE&I、サプライチェーン全体のWell-being
≪具体的な取組み≫
・「職場いきいきアドバンスカンパニー」認証
「職場いきいきアドバンスカンパニー」認証制度とは、仕事と家庭の両立ができる職場環境の改善や、雇用の安定を進め従業員がいきいきと働き続けられるよう短時間正社員制度など多様な働き方等の制度を導入し、実践的な取組を行っている企業・法人・団体・個人事業主を認証する制度です。サンクゼールは、 2020年12月1日付けにて長野県より「職場いきいきアドバンスカンパニー」に認証されました。
・女性の活躍推進
全従業員の8割を女性が占めるサンクゼールでは、女性が働きやすい環境づくりに早くから取り組んできました。女性の家庭と仕事との両立について、全社的な研修会を定期的に行い、継続的なヒアリングを行なっています。2030年までに女性管理職割合を30%目指し、女性がやりがいをもって活躍できる環境整備をより強く推進しています。
4. 地域経済の発展
≪具体的な取組み≫
・飯綱町産りんごのシードル・蒸留酒づくり
長野県・飯綱町の豊富な資源であるりんごを使って、シードルや蒸留酒(ブランデー)を商品化する取り組みを行なっています。地元生産者の皆様と連携しながら、りんごの品種や製造方法にこだわり、世界に誇れるシードルと蒸留酒(ブランデー)を作りつづけています。
・「久世福商店」を通じた地域の食品産業振興支援
“ザ・ジャパニーズ・グルメストア”がコンセプトの当社ブランド「久世福商店」では、日本各地の地元で愛される誇り高き生産者の皆さんと一緒に開発した、だし・調味料・冷凍食品・お菓子などを取り揃えています。地域のこだわりのものづくりを、全国のお客様に伝えていく。この久世福商店の事業そのものが、地方の豊かさを創出し、地域活性化につながっていくことを目指しています。
・全国各県とのパートナーシップ協定
島根県及び奈良県とのパートナーシップ協定を締結し、各県の県産材や県産食材を使った商品を当社の店舗で販売するなど、食品や地域の伝統産業の振興を通じた、地方創生や社会貢献に取り組んでおります。
5. フードロス低減
≪具体的な取組み≫
・食品を「売り切る」取り組み
食品製造企業の作る責任として、アウトレット店舗(※2022年6月現在、全国17店舗)での「売りきる」取り組みを推進しています。値引販売の訳あり理由を明示してお手頃価格で販売することで、消費者へフードロスの重要性を伝えることを目指しています。今後、賞味期限切れによる店舗での年間廃棄金額目標ゼロ円を目指し、さらなるフードロス低減を推進していきます。
・「てまえどり」の推進
全国の136店舗で「てまえどり」のPOPを掲示しています。お客様へフードロス低減にご協力いただくとともに、フードロス低減のために一人一人ができる取り組みを伝えていくことを目指しています。
・コロナ禍のドライブスルー販売
2020年、信濃町オフィス前や近隣地域のスペースをお借りして、コロナ禍の店舗休業等で販売することができなくなった在庫をドライブスルーで販売しました。お客様にはコロナ禍でも安全なお買い物で、巣ごもり生活のおうちごはんを楽しんでいただくとともに、予想外の食品ロスを最小限に防ぐことができました。
6. 森林保全、生物多様性
≪具体的な取組み≫
・「サンクゼールの森」における森林保全活動
サンクゼール信濃町オフィス周辺に広がる、通称「サンクゼールの森」。標高682mに位置し敷地面積110,000㎡の広大な森の中には、約400種ほどの木々や草花が息づいています。2013年より毎年、信州大学教育学部森林生態学研究室(井田秀行教授)のご協力のもと、森林整備や定点的な調査活動を行なっており、周辺地域一帯の森林保全活動に取り組んでいます。
・「アファンの森財団」支援活動
「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」は、作家のC.W.ニコルさんが私財をなげうって長野県黒姫高原の荒廃した森を買い取り、「アファンの森」と名付けて地道に再生活動を続けながら生物多様性豊かな森を育んでこられました。現在も、C.W.ニコルさんの思いを受け継ぎ、森林保全活動を通じて、地域の自然共生型社会づくりに寄与されています。2019 年、サンクゼールは「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」とオフィシャルスポンサー契約を結びました。その取り組みのひとつとして、「馬耕」という技術を使った農業プロジェクトを行なっています。
7. 不平等のない社会の実現(経済、教育格差)
≪具体的な取組み≫
・タンザニア支援
当社は、タンザニア出身のスタッフ・小林フィデアの祖国を支援する活動に賛同し、2009年より寄付つきの商品としてジャムとパスタソースの販売を開始。お預かりした寄付金は、彼女が理事長をつとめるNPO法人「ムワンガザ・ファンデーション」を通じて、タンザニアの孤児の養育と自立支援活動を支えてきました。また、2021年4月には、絵本 「 Fidea’s Miracle Jam フィデアの奇跡のジャム 」を発売し、フィデアの活動を広く知っていただくために役立ててきました。
・母子家庭支援、ホームレス支援、社会復帰の支援
子ども食堂への商品の寄贈を通じて、母子家庭への経済支援と食糧の安全確保に取り組んでいます。また、代々木公園で毎週行われているホームレス支援活動「通路チャペル」に賛同し、規格外品を寄贈。女性の社会復帰支援を行うNPO法人オリーブの家へ規格外品を寄贈しています。
具体的な取組
最終更新日 2023年08月02日