ニューノーマル時代の社会インフラとして

どんなことをしている企業ですか

ルミーズ株式会社は、EC店舗・リアル店舗・受注センター・自動精算機など、幅広い業界に向けたさまざまな決済ソリューションを提供している企業です。
全国8,500店舗以上に導入されている決済サービスを基盤に、プラスαの付加価値をつけて、今までになかったソリューションを形にする “Payment SIer（ペイメント　エスアイアー） ”として、歩みをすすめてまいりました。
現在では、単なる決済サービスだけでなく、様々な機能やソリューションを組み合わせてご利用いただくことにより、これまでの決済の形式にとらわれない自由な発想のビジネスモデルを実現するお手伝いをしております。

SDGsと経営についてどういったひもづけをしていますか

当社では、「日々進歩する電子商取引において、安心で確実な取引が行える決済環境を提供し、社会の進歩・発展に貢献します」という経営理念を掲げています。その考え方を基盤に、事業活動を通じて社会の課題解決を図るとともに、社会や地域の持続的発展や、人と社会と地球がつながる豊かな地域社会の実現に貢献できるよう取り組んでいます。

当社の主要ビジネスであるキャッシュレスは、環境面ではペーパーレス、社会面でも紙幣流通におけるコストの削減や安全確保がSDGs推進に寄与するだけでなく、「会計時における接触機会の削減」や「非対面型ビジネスモデルへの転換」といった面でポスト・コロナ時代にも大きく貢献できると考えています。
特に、「自動精算機・自動販売機向け決済端末（salo-01）」は、昨今の人材不足という企業の課題に応えるだけでなく、コロナ禍で私たちが直面している状況に対しても、ひとつの解決策となり得るソリューションだと認識しています。
経済、社会、環境の進歩をバランスよく実現するために、新しい価値観に合った決済インフラの開発に力を注ぐことが、当社が取り組むべきミッションだと考えています。

長野県SDGs推進企業に登録したきっかけと、実際に登録してみてどうだったか、感想を教えてください

当社でキャリアコンサルティングを担当してくださっている株式会社キャリアトラスティングの霜鳥光様（代表）から制度をご紹介いただいたのがきっかけです。
これまでのキャッシュレスや女性活躍推進の取り組みが既にSDGsのゴールやターゲットに通じる分野がいくつもあるとおっしゃっていただき、実際にSDGsに重ね合わせた具体的な内容を提示・宣言することで、本格的にSDGsの推進に取り組んでいこうと登録を決意いたしました。
これまで社内で実施してきたことが基盤にあり、また、日ごろから社員同士がコミュニケーションをとりやすい雰囲気づくりを心掛けているので、自然と社内にSDGsへの取り組みが浸透していると感じています。

現在どのようなSDGs の推進の取り組みをしていますか。また、SDGs に取り組んでよかったことや変わったこと、エピソードを教えてください

大きな取り組みとしては、ゴール8「働きがいも経済成長も」を目指し、安心安全なキャッシュレスを推進することと、女性活躍の環境整備が挙げられます。
特に、女性活躍の環境整備では、現在女性雇用率が50％以上であることに加え、女性の管理職も多数います。
これまで会社をあげてリモートワークの推進、時間短縮勤務や有給休暇を取得しやすくする等、家庭や子育てと仕事を両立できる環境づくりに努めてきました。
先にも述べたとおり、普段から社員同士のコミュニケーションを意識しているので、社内制度の利用に関しては社員間での理解も得やすいと感じています。「女性の働きやすい職場は男性も働きやすい職場」であると考えており、女性の働きやすさを実現するだけでなく、男性も育児休暇を取得するなど、男女問わず生き生きと働いている姿がみられます。

また、この他にも、地域の活性化を目的にFacebookで社員が長野県内の観光地や飲食店を紹介する取り組みもしています。こういった取り組みから、身近な地域の持続可能な経済成長も実現していけたらと思っています。

今後 SDGsを活かしてどのようなビジネス・経営を考えていますか

SDGsへの取り組みを通して、まずは長野県にこんな企業があるのだということを知っていただけたら嬉しいです。当社の事業を知っていただくことから始まり、さまざまな社会課題や県内企業の課題解決に結びつくことで、より良い持続可能な社会に貢献できるのではないかと考えています。
また、人材確保の観点でも、働きがいのある会社だと感じていただくことで、1人でも多くの方に魅力が伝われば、当社自身の成長にもつなげていけるのではないかと思います。